6日間に渡る「むさし村山モールハウス」もついに終了。
最終記事は、全体をざっくりまとめちゃいます。
まずは概要
<プロジェクト概要>
MUSASHI MURAYAMA MALL HOUSE
会場:イオンモールむさし村山 ノースタワー1F フラクサス店内中央
会期:2013年7月20,21,27,28、8月3,4
13:00 - 17:00
参加費:無料
*プレミアムワールドメンバーカードの提示(無料)当日入会可能
主催:株式会社ワールド
活動の大まかな流れはこちら。
「家」をフレームに、「ほしいもの」「あったらいいもの」を制作し、
作品をその場に蓄積させてゆきます。
<初日>
開始直後はこんな感じ。
プレワークショップで作った作品がほんの少し。
引っ越し直後といった雰囲気です。
初日は場にほとんど何も無いので、
生活必需品が作られてゆく傾向にありました。
記念すべき1作目は「窓」
開閉できて、外の風景が楽しめます。
お風呂や電話、布団、テレビも出来ました。
大物だったのは玄関のドア。
初日終了時。
なんとか生活できるかな?といったハウス。
壁が少し寂しいです。
<2日目>
まずできた大きなケーキとピンクのテーブルが印象的でした。
生活の基礎ができて来たからか、嗜好品の制作が増えて来たのが2日目の傾向。
その他にも、レンジ、まな板、イス、フルーツの盛り合わせ等が出来ました。
<3日目>
大物のソファーが完成。
ハウスに物ができてきて、この場の雰囲気が伝わりやすくなったり、
スタッフも慣れて来た事から、制作の様子にも少し変化が。
一人一人の制作から、その場で出会った参加者同士が共作を行うという流れが出来てきました。
3日目終了後。
一気に増えた印象があります。
壁に飾る絵もたくさんできて、ハウス全体に手が入って来た感じがします。
2日目に作られた机の上には食べ物がいっぱい。
特にケーキが多いですね。この日までですでに10個くらい作られました。
続いてクッキーやチョコ等のお菓子、フルーツが人気がありました。
あと、なぜかにぎり寿司も・・・
<4日目>
この日は女子の間にドレスブームが起こり、たくさんのドレスが出来た事を発端に、
ハンガーから、クローゼットを作るという制作の連鎖が起こりました。
一緒に物をつくる「共作」とは少し異なり、
複数の参加者からムーブメントが起こり、それが受け継がれ発展してゆくという、
「連鎖共作」とも言うべきリレー式の流れが特徴的でした。
そしてクローゼットに感銘を受けたチームが冷蔵庫を制作。
4日目は、クローゼットもそうですが、物で溢れて来たハウスを整理する
収納系の作品が出てきました。
4日目終了後
ノートパソコンが2台、座椅子、水槽、
マグカップ、海賊船、洋式トイレ等が出来ました。
<5日目>
特筆すべきは、新たな部屋が作られた事。
「モールハウスたんけん団」と名付けられたそのスペースは、
現場に新たな連鎖の軸を生み出しました。
ハウスの床や壁面が埋まって来たので、
企画側はライトや、天井に作品を吊るす流れを作って行ったのですが、
まさか部屋が出来るとは・・・・
5日目終了後。
だいぶ横に広がりました。
<最終日>
怒濤の大物ラッシュ。
ケーキもここまで巨大化。
乗れる海賊船に・・
洋服タンス
最後は人間と犬が暮らす部屋「5人用レインボーハウス」
天井も床も作品で埋め尽くされた結果。
ハウスの外側へ作品がはみ出てゆきました。
6日間、制作が連鎖してつながって、
この何とも形容しがたい「モールハウス」という「場」が出来上がりました。
この何とも形容しがたい「モールハウス」という「場」が出来上がりました。
空間を埋め尽くす作品だけでなく、そこで活動する雰囲気自体も、
参加者それぞれが受け渡して行く事によってできあがった物だと思います。
「モールハウス」が1つの「場」であるというのは、それが単に作品の集積物ではなく、
参加者の活動や想像力、さらには関係性や雰囲気をも含んだものであるからです。
それぞれの「作品」や「ものづくり」はきっかけに過ぎません。
それらを媒介にしてどんな事が生まれるのかという事を、
参加者と共に考えてゆくのが今回の活動の目的でした。
1人で作る事、誰かと作る事、作った物を誰かへ託す事。
1人で作る事、誰かと作る事、作った物を誰かへ託す事。
6日間の実施を通して、「モールハウス」に生まれたのは、
作る事を媒介にした様々な関係性が宿る「場」でした。
何かを飾りつけたり、技を見せたり教えたり、それも「つくる事」の得意な部分ですが、
それだけだと、少しもったいない気がします。
「つくる事」には、人を耕し創造的な関係性を育む力があります。
そのような力が宿る「場」をモールに根付かせてゆく。
それがこのプロジェクトの大きな目標です。
「モールハウス」にご参加、ご協力頂いた皆様ありがとうございました。
今回の経験を生かし、また来年さらに面白い場を作れるよう頑張ります。
それでは、また会う日まで!
作る事を媒介にした様々な関係性が宿る「場」でした。
何かを飾りつけたり、技を見せたり教えたり、それも「つくる事」の得意な部分ですが、
それだけだと、少しもったいない気がします。
「つくる事」には、人を耕し創造的な関係性を育む力があります。
そのような力が宿る「場」をモールに根付かせてゆく。
それがこのプロジェクトの大きな目標です。
「モールハウス」にご参加、ご協力頂いた皆様ありがとうございました。
今回の経験を生かし、また来年さらに面白い場を作れるよう頑張ります。
それでは、また会う日まで!